はいどうも!こうたろです! ていうわけなんですけど〜
今回は、あのクライミングパンツで有名なROKX(ロックス)さんと、ltmがコラボ!
このパンツのコンセプトは、
「憧れの山」や「目標の山」で活躍してくれる“1軍パンツ”。
登山やロングトレイルをしている人なら、誰しも一度は思い描いたことがあるはずです。
──いつかは富士山に登ってみたい
──いつかは槍ヶ岳に立ってみたい
──いつかは熊野古道を歩き通したい
──いつかは大峰奥駈道に挑戦したい
そんな“いつか”の挑戦のときに、自然とクローゼットから手に取ってもらえる1本でありたい。
それが、ltm × ROKXのパンツに込めた思いです。
どんな山域、どんな天気、どんな長さの旅でも対応できるように、
シルエット・素材・ディテールにとことんこだわって、
“これがあれば安心”と思えるような1軍パンツを目指します。
旅の節目に、そっと寄り添う相棒のような存在に。
そんなパンツを、いま作っています。
そして今回、ファーストサンプルが上がってきたので、
こだわりポイントや仕上がりの印象など、いろいろ紹介していきたいとおーもいまーす!
ROKXとは?

ROKXは、グラミチの創業者であるマイク・グラハム氏が立ち上げたクライミングブランド。
「クライマーのためのパンツ」をコンセプトに、動きやすさとタフさ、そしてデザイン性を兼ね備えたアイテムを数多く展開しています。
クライミングはもちろん、登山やキャンプなどアウトドア全般での使いやすさが魅力で、
街でも山でもボーダレスに履ける万能パンツとして多くのファンに愛されています。
そして実は僕、こうたろにとってもROKXはかなり思い入れのあるブランドなんです。
昔ボルダリングにハマっていた頃、外岩に行くたびに履いていたのがROKXのパンツ。
岩に膝をぶつけようが泥にまみれようが、タフに付き合ってくれた頼れる一本でした。
そんなROKXとltmでコラボしてパンツを作る――
**これはもう気合い入らないわけがない!**というわけで、今回かなり本気で挑んでいます。
作るにあたってのこだわりポイントは!?
せっかくあのクライミングパンツの雄・ROKXさんと、僕たちltmがコラボするからには、
とことんこだわって、“一軍パンツ”を目指して作ってます!
シルエットは太すぎず、、、

最近の登山パンツ、やたらと「太めシルエット」が流行ってますよね。
確かに今っぽいし、雰囲気も出る。でも、正直「太すぎるパンツ」って、ずっと履き続けられるか?と言われるとちょっと悩ましいところ。
特にロングトレイルのような長時間行動では、足さばきが悪くなると地味にストレスになります。
そこで今回の ltm × ROKX のパンツでは、「今っぽさ」と「実用性」のちょうどいいバランスを目指して、
・程よい太さ
・足元に向かって自然に細くなる「テーパードシルエット」
この2点を意識して仕上げています。
これなら山でも街でも違和感なく履けるし、ロングトレイルにも1軍で連れていける、そんな“ちょうどいいパンツ”ができそうです。
生地は断然ストレッチあり✖️立体裁断

最近の登山パンツのトレンドといえば、
「立体裁断 × 太めシルエット × ストレッチなし」のナイロンパンツ。
たしかにこれ、理にかなってはいます。
なぜなら、ストレッチ素材に使われるポリウレタンは劣化が早いから。
だからこそ、あえて“伸びない”生地を選ぶ流れもあるわけです。
でも、今回のltm × ROKXのパンツは、それとはまったく別のアプローチ。
このパンツのコンセプトは──
憧れだった山や、目標の山に挑むための「1軍パンツ」。
ただの流行りじゃなく、
長時間歩いても、長い登りでも、急登でもストレスなく足が上がる。
そんな1本を目指しています。
だからこそ、立体裁断に加え、しっかりとストレッチ性も確保。
ポリウレタンの配合も最小限に抑えながら、動きやすさを損なわない絶妙なバランスに。
「1軍」として任せられる本気のパンツ、ここに仕上げていきます!
クライミングパンツらしいガゼットクロッチを採用!

せっかくクライミングパンツのROKXさんと一緒にやるからには、その代名詞ともいえる機能はしっかり取り入れたい!
ということで、今回のパンツにはもちろん
ROKXの象徴ともいえる「ガゼットクロッチ」構造を採用しました!
この「ガゼットクロッチ」とは、股下にマチを入れることで、脚の可動域をぐっと広げてくれるもの。
クライミングのように大きく足を上げたり、開いたりするような動きでも、
生地の突っ張りや不快感が少なく、とにかく動きやすい!
登山でも段差のある登りや、岩場の足上げシーンでは
「うわ、足上げやすっ!」と感じてもらえるはず。
しかも、縫い目が集中しない分、耐久性も上がるので、ロングトレイルのような長丁場でも安心。
ROKXが長年培ってきたクライミングパンツのノウハウを、
ltmの山パンツにしっかりと活かしています!
「動きやすさ」と「タフさ」、そして「長く履きたい」という思いを込めたディテール、
それがこの“ガゼットクロッチ”なんです。
ポケットのこだわり!

ポケットは両サイドに大きなポケットを2つ。
その内側に、スマホや行動食をサッと入れられる小さな内ポケットをそれぞれ1つずつ備えています。
そしてこのポケット、左右どちらも“まったく同じ形”にしてあるのがポイントです。
市販の登山パンツには、右だけ大きい/左だけ小さいなど、
左右非対称のポケットデザインが多く見られます。
たしかにそれはそれで、使い方を「決めてしまえば」便利かもしれません。
でもltmでは、あえて左右対称に。
理由はシンプル。**“自由に使いたいから”**です。
「地図は細いから右」「スマホは出しやすいから左後ろ」――
そんなふうに最初から決めつけたくない。
その時その時の状況や疲れ具合、利き手やリズムで、好きに選べる余白があるほうがいい。
左右対称のポケットなら、今日の右が、明日の左にもなる。
決めすぎず、縛られず、自由に使えること。
それがltm×ROKXのパンツが大切にしたかった“山での自由度”です。
使い方までデザインしない。
だからこそ、使う人の経験に自然と寄り添える。
そんなポケットに仕上がりました。
ファーストサンプルの生地失敗・・・

ファーストサンプルに選んだのは、あのパタゴニアR1でもおなじみの「グリッド状の生地」。
凹凸が特徴的で、凸の部分は吸水性や保温性に優れ、凹の部分は通気性を確保。
変化の激しい登山やロングトレイルにも対応できる、理想的な素材だと感じて選びました。
が……実際に仕上がったものを手に取ってみると……
この凸凹感、ちょっとザラつくかも……?
履いているときに違和感が出そうで、少し悩ましい生地感。
うーん、やっぱり生地選びって難しい……!
ということで、ここは一旦仕切り直して、また1から生地を選び直すことに。
来年の春か、もしくは秋にデビューできたらと考えていますが、なかなか一筋縄ではいきません。
でも、だからこそ面白い!
妥協せず、納得のいく「1軍パンツ」を目指して、もう一歩、踏み込みます!
まとめ
はじめてのコラボパンツづくり。
ROKXとのタッグということもあり、妥協なしで挑んでいますが、
生地選びからシルエット、細かな仕様まで本当に悩みどころだらけ。
それでも目指すのは、「憧れの山で頼れる、あなたの一軍パンツ」。
履き心地、動きやすさ、そして登山やロングトレイルでの信頼感を兼ね備えた1本をお届けしたい。
完成まではもう少し時間がかかりそうですが、
ブログでも引き続きこの開発の様子を追いかけていきますので、ぜひ楽しみにしていてください!


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